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CEOブログ VOL.6 ~エンブレムが学生寮を作ったとしたら パート2~

前回は、エンブレムが学生寮を作ったとしたらの想いだけをお話させて頂きました。今回はより具体的なお話をさせてください。

皆さんは、学生寮というワードを聞くとどのようなものを想像しますか?

簡素な部屋のつくりに、必要最低限の家具。門限など、大家さんや管理人に生活が管理されており、少し窮屈な感じが思い浮かぶと思います。食堂で栄養管理された食事を提供頂くことは勿論ありがたいことですが、だんだんと料理の内容に飽きてきてしまう。特に寮で何かイベントが起きるわけではなく、ただ生活するための場。将来の不安や人生の相談ができる社会人はいないし、恋人も寮には呼べない(笑)。大学2年生以降、友人からまだ学生寮に住んでいるの?と突っ込まれて、一人暮らしの方が自由で楽しいよと言われてしまう。これが一般的に「学生寮」と聞いて浮かぶイメージなのではないでしょうか。

これはこれで、もちろん住み心地の良い寮だと思うのですが、今まで培ってきた「ホテル」や「レストラン」の運営、そして大学時代、僕自身が海外での短期留学時に得た、国際学生レジデンスでの経験を活かし、もっとWOW HAPPINES!な喜び、つながりが生まれるような寮にしようと企てています。

例えば、部屋がホテルのように、スタイリッシュで、そこに置かれている家具や備品も、ホテルの家具やアメニティのようにデザイン性の高いものや、ストリートで活躍するローカルアーティストの作品だったらどうでしょう。

一気にテンションが上がりますし、新たな作家さんやアーティストの発見にもなります。また、日々の食事がホテルで出されるような料理を手頃な価格で提供できたらどうでしょう。「夕食はスペシャルコースを頼んだから、今日の授業は頑張ろう!」と、活力がみなぎってくると思います。

屋外テラスにエンブレムホステル西新井にあるような、BBQセットがあれば、夜はみんなで星空を見ながら未来を語り合える。

また、世界で活躍している社会人が定期的に講演をしに来てくれたり、彼らと一緒に食事に行けたり、様々なバックグラウンドを持つ他の寮生や留学生と交流するイベントがあったら、寮に居るだけで世界が広がります。社会人スタッフや年齢の近い大学3-4年生の海外留学やワーキングホリデーの経験のあるRA(海外ではRA⇒Resident Assistantと言うみたいです)がいると、今後のキャリアの相談にも乗ってもらえる。

新しいライフスタイルを提供し、外からの面白いヒトとつなげる学生寮。そんな学生寮があれば、学生たちは、寮の中で社会人に必要なコミュニケーションスキルや多様性を身に付けられます。また、インターナショナルなエッセンスもあるので、国際感覚も養うことができる。このように、学校では学べない経験を得られる寮をつくっていきたいのです。

さらにエンブレムの寮は、寮内で完結するものではありません。異なる場を掛け合わせる、つまり「寮」×「ホテル」、「寮」×「レストラン」を実現させていきたいと思っております。

次回は、学生寮の学生が、既にエンブレムの事業の一部である、「ホテル」のゲストと、「レストラン」のローカルに住むお客様をどのように交じり合わせていくのか、具体例をお話させて頂ければと思います。